
ISO9001とは
規格誕生・改訂の歴史(ISO9001:2000までの流れ)
ISOとは、国際標準化機構(International Organization for Standardization)の略称である。
1987年、英国のBS5750規格をベースにISO(国際標準化機構)から以下の品質システム規格が制定された。
・1987年 ISO9000:1987発行(Quality management and quality assurance standards-Guidelines for selection and use)
・1987年 ISO9001:1987発行(Quality system-Model for quality assurance in design/development,production,installation and serving)
・1987年 ISO9002:1987発行(Quality system-Model for quality assurance in production,installation and serving)
・1987年 ISO9003:1987発行(Quality system-Model for quality assurance in final inspection and test)
・1987年 ISO9004:1987発行(Quality management and quality system elements Guidelines)
日本ではこれらに対応して、1991年にJIS(日本工業規格)から翻訳規格としてJIS Z 9900、9901、9902、9903、9904が制定された。
ISOでは5年に1回規格を見直すことになっている。
ISO9001規格も当初は1992年に改定を予定していたが、実際には1994年に改定規格として1994年版が発行された。
1994年版では小幅な改定にとどまっていたが、中小規模の組織の導入についての配慮や実施運用における数多くの経験等を踏まえた根幹的な見直しの結果、2000年12月20日に2000年版への改定が行われた。
この改定により1994年版ISO9001、9002、9003はISO9001に統一されることになる。ISO9001規格は、企業が規格要求事項を守って品質マネジメントシステムを実施していることを保証するために、第三者の審査を受けるところが大きな特徴となっている。
取得のメリットとは
ISO9001のメリットには以下のものが考えられる。
- 商取引上の要請への対応(安定した取引)
- 組織体制の確立(責任・権限の明確化と業務フローの明確化)
- あらゆる管理体制の基礎作り
- 各部門の主体的な活動促進
- 従業員教育のツール整備
- 顧客満足度の向上
取得のデメリットとは
一方、ISO9001認証取得のデメリットとしては、次の事が考えられる。
(ただし、これらは審査合格だけを目的とした企業に多い。)
- 文書・記録の増加による業務圧迫
- 審査・コンサル料金による経費増加
- 顧客対応のスピードの鈍化(縦割り組織へと変貌)
- 現場での不適合隠し
中小企業のISO取得ポイント
以下、中小企業がISO9001取得を成功させるポイントを列挙する。- 取得スケジュールを無理なく決める
- 担当者は実務レベルをきちんと把握した人員を配置する
- 品質方針は、要求事項の書き写しではなく社長の言葉で書く
- ISO9001規格の要求外の文書・記録は必要性をよく考慮して導入を判断する
- コンサルタントにサポートを依頼する際は、その能力に注意する
また、このポイントについては、中小企業ISOサポートセンター発行の
「中小企業のためのISO9001スリム化構築法」に詳しい。
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